2013/01/23

バンフでバイオリン工房見学
























今日はバンフの隣町、キャンモアにある楽器屋さんに行ってきた。

 「Harvest Moon Acoustic」というお店で、

その名の通り、アコースティックの楽器がメインだ。
メインストリートにある「Good Earth Cafe」の左隣のビルディング、
1階の奥の方にひっそりと、そのお店はある。 

店内は天井も含め所狭しと楽器がディスプレイされており、

ギター、バンジョー、マンドリンは品数も多く、なかなか渋い品揃えだった。

しかし、僕は今回バイオリンを見にきたのであった。

店主に尋ねると、 バイオリンは中古の分数楽器(子供用の小さいサイズ)しかなかった。 

そしたら店主が「バンフにバイオリンのお店あるよ」と。

え!ぼくバンフから来たんですけど?!知らなかった。 ふむふむ。
場所を聞いて行ってみることに。 

バンフに帰って、お店を探す。

聞いた場所へ行くとすぐに見つかった。
民家っぽい感じの工房で、注意深く見てないとバイオリンのお店とわからない。

庭で犬と遊んでた男の人に声をかけてみると、中へ入れてくれた。

彼はイタリア系っぽい感じの職人さんで、お互い訛りの強い英語で話した。 

しばらく中を見させてもらっていると、店主らしい男性が帰ってきた。


僕は彼のことを知っている。一方的に。

地域のクリスマスコンサートで、彼と彼の生徒の演奏を見たからだ。
彼はこの辺りの子供たちにチェロを教えている。
(そして奥さんはバイオリンを教えている。)

ここは彼の家(店?)だったのか。 

このお店兼工房は「WILDER&DAVIS」という、
モントリオール(カナダの東海岸側)に本拠のあるお店の支店らしい。
楽器の製作・販売、楽器の修理・調整などを行っている。 

バンフにはバンフセンターという文化施設があって、

そこではプロの演奏家が滞在して練習したり、レコーディングしたりしている。
この店はバンフセンターに滞在してる演奏家が主な客なのだろうか。
調整、修理、弦とか消耗品の販売とか。立地的にも近いし。 

あとは地元の子供たちにバイオリンとチェロを教えて、

生徒に楽器をレンタルしたり、売ったりしてるのかな。

僕もいつかこんな生活がしたいなあーーーーー


KOICHIRO




2013/01/22

クライスラー編曲のモーツァルト「ロンド」

クライスラー編曲のモーツァルト「ロンド」。

スズキメソードでバイオリンを習ってた人にとっては憧れの曲だと思う。

ぼくも子供のころ、発表会で上級生の演奏を聴いて、

いつかは弾けるようになりたいなあと思った曲のひとつだ。

この曲はスズキメソードの研究科2期(だったかな?)の課題曲で、

3期のヴィタリ「シャコンヌ」も同じく僕の憧れの曲のひとつであった。

12歳でバイオリンを辞めてしまってから、すっかり忘れていたけど、

昨年から20年ぶりにバイオリンを弾き始めて、やっぱり弾きたいと思った曲だ。


元の「ロンド」は、モーツァルトが作曲したハフナー・セレナーデ(KV 250)の第4楽章である。

その曲をフリッツ・クライスラーがバイオリンとピアノ用に編曲したものが、今回の課題曲。

このクライスラー氏、オーストリア出身の世界的ヴァイオリニスト、作曲家である。

ちなみに、パールマン、ハイフェッツと同じくユダヤ系。ユダヤ人すごいなあ。


話がそれました。

この曲を弾くにあたって、まずぶつかるのがスピードの壁。

冒頭からの軽快で華やかな速いパッセージは、ゆっくりだと雰囲気が出ない。

ある程度のスピード感が欲しい。楽譜にはアレグレットと書いてあるが、

BPM130以上くらいじゃないとモタモタして聞こえる。(僕の主観です)

指の動きは全体にそんなに難しくないので、ゆっくりから始めて、

徐々に速くしていけばいい。とにかく弾きこめば弾ける感じ。

他には、1stポジションから5thポジションへの飛躍の精度とか、

慣れない2ポジ、4ポジがちょこちょこ出てきて音程に手間取るとか、

カデンツァ(伴奏なしで自由に弾く部分)の複雑な音階がなかなか耳に馴染まないとか、

ラストの重音をきれいに響かせるとか、いろいろ難しい点はあるけど、

練習すればそのうち弾けそうな感じはする。


さて、どのくらいで及第点の演奏ができるようになるだろう。

日本に帰ったらまた教室通おうかな。


KOICHIRO






2013/01/18

バイオリンの弦の張り替え






今日は練習のあと、バイオリンの弦を張り替えた。




カルガリーで買ったStudent Outfit (入門用セット)だから、


良い弦が張ってあるわけでもないし、替えてからどれくらい経ってるのかもわからない。
低音がベロンベロンなので、だいぶ伸びているなあという感じはしていたけど、
まあ、そろそろ5ヶ月くらい経つし、替えてみることにした。

弦はバイオリンと一緒にプレリュードのものを一組買ってあった。
(ほんとはドミナントが良かったけど、高かったので。。。)

バイオリンの弦は、一本ずつ替えなければいけない。
全部緩めてしまうと、駒が表板を抑えつけている力が弱まって、
バイオリンの表板から裏板へ振動を伝える柱、
「魂柱(こんちゅう)」が倒れたりズレたりするかもしれないから。

順番は関係あるのかな?とくにないと思ってたけど、
調べてみたらネックに近いほうから替えると良いそうです。
G線→E線→D線→A線の順。

弦は切らずに先端をペグの穴に差し込んで、
くるくる回していけばOKだけど、もしペグの向きが調弦しにくい位置にきてたら、
ちょっと切ったり、穴に深く挿しこんだり、調節した方がいいかもしれません。
とくにA線のペグの向きが悪いと、調弦のときに面倒です。

弦を替えて、音のハリというか、艶というか、格段に良くなりました。
やっぱり弦は最低でも半年に1度は替えたいですね。
明日の練習が楽しみだ!

プレリュードのセットは$17.50CAD(日本円で1,500円くらい)だったので、
日本で買うより少しお買い得感があります。

ドミナントのセットは$44.00CAD(4,000円くらい)だったので、
日本の正規輸入品を買うより、かなり安いです。

でも日本のAmazonの最安は並行輸入だからなのかこれより安い。
Amazonすげー。


KOICHIRO



2013/01/10

Vittorio Monti "Czardas"


 Leica CM + Summarit 40/2.4


 モンティのチャルダッシュ(チャールダーシュ)。

 イタリアの作曲家モンティがジプシー音楽(ハンガリーの舞踏曲)に影響を受けて書いたと言われる曲。

 もともとマンドリンがソロをとる曲として書かれたものだが、バイオリンでも良く弾かれる曲だ。

 そんなに難しくないわりにステージ栄えもするので、プロもコンサートで弾いたりする。

 哀愁漂うD minor で始まり、中盤にD major に転調、

 再びD minor に戻るが、最後は華やかにD major で締めくくる。

 技巧的には、速いパッセージをきれいに弾く、重音をきれいに響かせる、

 きれいなハーモニクスを出す。といったところだろうか。

 暖かくなったら、この曲をストリートで弾いて小遣い稼ぎしようっと。

 ベースとアコーディオンが伴奏してくれたら最高だな、きっと。

2013/01/09

中判カメラが欲しい!

Mamiya New Mamiya 6 + G 50/4 
中判カメラが欲しい。


過去に、マミヤのNew Mamiya 6、同じくRB67 pro S、
ハッセルの500CMを所有していたことがある。

僕はそんなにお金持ちではないので、高いカメラを買うとき、
たいてい、前に使ってたカメラを下取りに出してしまう。
本当にもったいないけど、効率よくたくさんのカメラを使うには
この方法を採らざるを得ないのです。。

だから上に挙げた3台のカメラのうち、いま手元にあるのは、
ジャンク同然で値段のつかない Mamiya RB67 pro Sだけだ。

もとはといえば、中古カメラ屋でめちゃくちゃ安い Mamiya RB67 を見つけて、
興味本位でとりあえず買った、というのが中判カメラとの出会いだった。

もともと写真館とかスタジオで使われてたようなカメラだから、大きいし、重いし、
操作も複雑で慣れるまで時間がかかった。でもそんな不便さが新鮮で楽しかった。

一番衝撃だったのはウェストレベル・ファインダーとフォーカシング・スクリーン。
シャッターをチャージすると左右反対の像がスクリーンに浮かび上がる。
ピントノブを回すと、だんだん被写体にピントがあってくるあの感じ。

RB67は蛇腹繰り出し式だから接写に強く、さらに大きなフィルム面積のおかげで、
ピント面前後は大きくボケて、ポートレートがきれいに撮れるカメラだった。

すっかり中判の魅力に取り憑かれた僕は、中判の王様、
憧れの6×6判、ハッセルブラッドに手を出すこととなった。

ツアイスのプラナーC 80mm F2.8 という標準レンズ一本で
それこそいろんなものを撮ってみた。人、物、建物、風景。
RB67と違って接写に弱い(たしか最短90cmくらい)ので、
プロクサーというクローズアップレンズみたいなのも買った。

RB67よりはだいぶ軽いんだけど、持ち歩くのがキツくなり、
ハッセル一式を売り払って、軽くてコンパクトなマミヤの
レンジファインダー式6×6判カメラNew Mamiya 6 を買った。
最初は標準レンズの75mm F3.5 だけで、あとから50mm F4を買い足した。

このカメラはハッセルと同じ6×6判が撮れて、絞り優先AEが付いてるし、
レンジファインダーだから中判なのに小さくて軽い。

レンズラインナップは広角50mm、標準75mm、望遠150mmの3本しかないという、
なんとも男気溢れるカメラである。標準75mmの描写はやわらかい感じで、
女性の肌や髪の毛、動物の毛並みがとても繊細に美しく写る。
今まで使ったレンズ(そんなに多くないけど)のなかで、一番好きなレンズ。

50mmはクッキリ、ちょい硬い感じ、色がこってり系。
75mmとは全然違う。同じカメラのレンズラインナップなのに。
風景とかでは50mmが調子良かったけど、ポートレートなら絶対75mm。
結局、150mmを買う前に、下取りに出すことになった。

そしてNew Mamiya 6の代わりに僕のところへやってきたのが、
現在の相棒であるLeica M4だ。今はツアイスのZMレンズ2本を使っている。
C Sonnar 50/1,5 と C Biogon 35/2.8 。どちらもいいレンズで気に入っている。

でもやっぱり中判も引き続き使っていきたい。
次の標的はローライフレックス3.5Fか、ローライコードⅤb。
できればM4は手放したくないので、ちょっと時間がかかるかもなー。


KOICHIRO

2013/01/08

バンフのスキー場について


Leica CM + Summarit 40/2.4

 バンフのスキー場について


 バンフにはBIG3と呼ばれる3つのスキー場がある。

 1.Mt.NORQUAY(ノーケイ)
 バンフの街から一番近いスキー場。 
 規模は最小でコース数も圧倒的に少ない。
 人工雪も使うくらいで、雪はそんなに良くない。
 このスキー場のメリットは、POWER OF FOURというシーズンパスがあって、
 4人で買うとミッドウィーク(平日)のみのシーズンパスが$99で買えること。

 2.LAKE LOUISE(レイクルイーズ)
 バンフからは一番遠い。(60km/片道45分くらい)
 コース数は一番多い。斜面がきついところが多く、総じて雪も硬め。
 初心者用ゲレンデにベルトコンベアがあるから練習が楽かも。
 でも全体的には初心者が遊べるコースは少ない。
 スノーボーダーはレイクルイーズを選ぶ傾向がある。
 硬くてもいいから急斜面をかっとばしたいならここかな。
 パークが充実している。 

 3.SUNSHINE VILLAGE(サンシャイン)。
 バンフから8km。ノーケイほどではないが、近い。
 コース数はレイクには負けるがかなり多い。
 雪質は一番いい(パウダーが好きなら)。雪の量も一番多い。
 初心者コースが充実しているが、その反面、場所によっては
 斜度が緩すぎてスタックしてしまうところも多い。
 (たぶんこれがスノーボーダーに嫌われる理由だと思う)
 スキーヤーはサンシャインを選ぶ傾向がある。


 ノーケイは、仕事とかであまり滑る時間がなくて、
 空いた時間にサクッと滑りに行きたいと言う人意外にはオススメしない。
 $99のパスはたしかに魅力的だけど。
 (サンシャイン、レイクはミッドウィークのパスが早割でも$650くらいする。)

 僕はスノーボードだけど、サンシャインに通っています。
 ケガがこわいからパークでは遊ばないし、
 地形を楽む余裕があるくらいの斜度が僕にはちょうどいい。
 もちろんダブルブラックのコースだってちゃんとある。

 斜面が緩すぎてスタックしてしまうというストレスはあるけど、
 コースを覚えてしまえばほとんど回避できる。
 (確実にスタックすることがわかっていてもついつい入りたくなるコースもある)

 でも、結局のところ、とにかく雪がいいし、多い。それに尽きる。
 (もちろん、レベルストークとかキッキング・ホースまで行けば雪はさらに良いので、
 あくまでもバンフの3つのスキー場の中で、ということ。)

バンフでスキー場を選ぶ際の参考になれば幸いです。

 KOICHIRO