2013/01/22

クライスラー編曲のモーツァルト「ロンド」

クライスラー編曲のモーツァルト「ロンド」。

スズキメソードでバイオリンを習ってた人にとっては憧れの曲だと思う。

ぼくも子供のころ、発表会で上級生の演奏を聴いて、

いつかは弾けるようになりたいなあと思った曲のひとつだ。

この曲はスズキメソードの研究科2期(だったかな?)の課題曲で、

3期のヴィタリ「シャコンヌ」も同じく僕の憧れの曲のひとつであった。

12歳でバイオリンを辞めてしまってから、すっかり忘れていたけど、

昨年から20年ぶりにバイオリンを弾き始めて、やっぱり弾きたいと思った曲だ。


元の「ロンド」は、モーツァルトが作曲したハフナー・セレナーデ(KV 250)の第4楽章である。

その曲をフリッツ・クライスラーがバイオリンとピアノ用に編曲したものが、今回の課題曲。

このクライスラー氏、オーストリア出身の世界的ヴァイオリニスト、作曲家である。

ちなみに、パールマン、ハイフェッツと同じくユダヤ系。ユダヤ人すごいなあ。


話がそれました。

この曲を弾くにあたって、まずぶつかるのがスピードの壁。

冒頭からの軽快で華やかな速いパッセージは、ゆっくりだと雰囲気が出ない。

ある程度のスピード感が欲しい。楽譜にはアレグレットと書いてあるが、

BPM130以上くらいじゃないとモタモタして聞こえる。(僕の主観です)

指の動きは全体にそんなに難しくないので、ゆっくりから始めて、

徐々に速くしていけばいい。とにかく弾きこめば弾ける感じ。

他には、1stポジションから5thポジションへの飛躍の精度とか、

慣れない2ポジ、4ポジがちょこちょこ出てきて音程に手間取るとか、

カデンツァ(伴奏なしで自由に弾く部分)の複雑な音階がなかなか耳に馴染まないとか、

ラストの重音をきれいに響かせるとか、いろいろ難しい点はあるけど、

練習すればそのうち弾けそうな感じはする。


さて、どのくらいで及第点の演奏ができるようになるだろう。

日本に帰ったらまた教室通おうかな。


KOICHIRO






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